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松代城の「城主証」人気 長野市ふるさと納税 寄付メニュー

オリジナルの「松代城主証」など長野市のふるさと納税の返礼品を紹介する菅野さんオリジナルの「松代城主証」など長野市のふるさと納税の返礼品を紹介する菅野さん
 長野市が6月に初めて返礼品を設けた「ふるさと納税」制度の寄付メニューで、松代城跡の保存整備を目的とする寄付が静かな人気だ。オリジナルの「松代城主証」など、返礼品は高価でないがデザインにこだわっており、寄付額は11月までに、九つのメニューで最も多い108万円分になっている。

 市は同制度で、高価な返礼品を設けた自治体に寄付が集まる現状が「制度の趣旨を逸脱している」として返礼品を設けていなかった。市議会などに返礼品を求める声があったため、市のPR品と位置付けて価格を寄付額の最大20〜25%程度とする、使い道で特色を出す―などの考え方で6月に導入した。

 松代城跡の堀を復元するなど保存整備への寄付の返礼品は、寄付額1万円以上で「松代城主証」と真田宝物館などの市施設に入場できる「通行手形」。2万円以上だと真田家の旗印の絵柄を描いた付箋など、5万円以上だとさらに一般入場ができない真田邸の2階などに招待する「特別招待券」が付く。

 返礼品は高くて寄付額の1割程度の額だが、例えば城主証は和紙製で、幕末に松代藩士の絵師が描いた松代の風景画を背景にあしらうなど凝った作り。10月中旬に発送を始めたばかりといい、市教委文化財課の菅野航平さん(28)は「返礼品を入り口に松代に興味を持ってもらい、これから足を運んでもらえるとうれしい」としている。

(12月6日)

長野県のニュース(12月6日)