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若い力で彩るXマス 伊那 信大生×中高生広がる輪

増川さん(後列右)、根石さん(同左)と一緒に飾り付けをする伊那中の生徒(前列)増川さん(後列右)、根石さん(同左)と一緒に飾り付けをする伊那中の生徒(前列)
 伊那市荒井のセントラルパークで9日、初めての「ワカモノ・クリスマスマーケット」が開かれる。近くの商店街の空き店舗を使い、信州大農学部(上伊那郡南箕輪村)3年の増川千晶さん(21)が開いている高校生向けの古本店「カリカリブックス(仮)」が中心になって企画。市内の中高生も関わってイルミネーションの準備作業を進めており、当日は手作り品の販売や松ぼっくりのツリー作り講習会なども開く。

 増川さんは昨年2月に古書店をオープンし、来店する高校生とつながりができた。商店街ではこれまでもクリスマスのイルミネーションを実施し、増川さんも関わってきた。今年は高校生に声を掛け、9日の点灯式に大勢の地域の人が訪れてほしいとマーケットも開くことを決めた。

 当初は高校生と増川さん、カリカリブックスの副店長で同大農学部3年の根石ひかりさん(21)らで進めようと構想。伊那市伊那中学校2年3組の担任教諭、鹿野耕平さん(38)が企画のチラシをたまたま目にし、3組の生徒たちも総合学習の一環で加わることになった。

 準備の会合には中高生の代表8人が参加。「電飾を見た人が温かい気持ちになるように」との願いから「春」をテーマに飾り付けると決めた。ケヤキの木は「桜」、あずまやは「恋人、出会い」などと場所ごとにイメージを膨らませた。同組の白鳥正樹さん(14)は「地域の人と協力して一つのものを作る機会になった」と手応えを感じている。

 3組の生徒はヘアゴムなどを手作りし、土日曜に街を歩いて販売。高校生も手作りのアクセサリーなどを売っており、今回の電飾や飾り付けの費用の一部には、これまでの販売分や、マーケット当日の売り上げを充てる予定だ。

 伊那弥生ケ丘高校(伊那市)3年の中山悠奈さん(17)はイヤリングやピアスを作るほか、商店主から作り方を教わり、リースの講習会を当日開く予定。「いろんな人が来て、コミュニケーションできるのが楽しい」と期待する。

 イルミネーションで「新しい景色をつくる」のが自身のテーマだったという増川さん。「(自分たちの活動で)誰かの日常を変えることを中高生が考えるきっかけになればいい」と話す。

 マーケットは午後1時からで、中高生による出店やリース、ツリー作りの参加型講習会がある。点灯式は午後5時から。

(12月6日)

長野県のニュース(12月6日)