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渡部暁 平昌へ「平常心で」 W杯複合 前半戦終え帰国

W杯遠征から帰国し、今季前半戦を振り返る渡部暁斗W杯遠征から帰国し、今季前半戦を振り返る渡部暁斗
 ノルディックスキー複合の渡部暁斗(北野建設)が19日、弟の渡部善斗(北野建設)らワールドカップ(W杯)代表メンバーとともに欧州を転戦した今季前半戦を終えて羽田空港に帰国した。11月のW杯個人第2戦で今季初勝利、通算10勝目を挙げた渡部暁は空港で取材に応じ、「ジャンプとクロスカントリーの精度が上がれば、もっと勝てる」と手応えを示した。

 開幕戦で3位に入り、続く第2戦で優勝した前半戦を「思っていた以上に良いスタートが切れた」と振り返った。しかし、開幕直前の距離練習で転倒し、左脇腹を痛めた影響が少しずつ出始めた。第4戦以降は「何とか試合に出られるレベルに持っていっただけ」と万全ではない状態でのレースが続いた。

 現在、脇腹の痛みはほぼなくなったというが、「患部以外(のケア)がおろそかになっていて体のバランスが悪い」。都内の国立スポーツ科学センター(JISS)で検査を受けるといい、年明けからの後半戦に向けては「慎重な調整が必要」だと考えている。年内は長野県内を拠点に調整し、元日に後半戦のW杯に向けて出発する予定だ。

 来年2月の平昌冬季五輪では、複合個人で日本勢初の金メダルの期待が懸かり、五輪直前には故郷の北安曇郡白馬村で15季ぶりとなるW杯(2月3、4日)を控えている。「僕にとってはどれも一つの試合。平常心で向かいたい」と話した。

(12月20日)

長野県のニュース(12月20日)