長野県のニュース

屋代南高生 切り絵で手作りカレンダー

観光客や市民らにカレンダーを手渡す生徒たち。好みの絵柄を聞いて、会話も楽しんだ観光客や市民らにカレンダーを手渡す生徒たち。好みの絵柄を聞いて、会話も楽しんだ
 千曲市の屋代南高校3年生18人が県内の名所を切り絵にした来年のカレンダーを作り、23日、JR長野駅在来線改札口前広場で無料で配った。美術を通して社会に関わってみようと、4月から授業で手作り。見事な出来栄えと生徒の頑張りに配布コーナーを訪れる人が後を絶たず、外国人観光客は「ワンダフル!」と生徒に笑顔を見せていた。

 カレンダーはA3判の和紙製で、絵柄は松本城や安曇野の水車のある風景、上田城、中央アルプス千畳敷カールなど生徒が1カ所ずつ18種類を作った。暦部分も切り絵にした労作に、足を止めた人たちは口々に「これ本当に無料でいいの?」「すごいね」。

 昨年、同様に作って市役所などに置いたところ好評で、今年は生徒自身に反響を実感してほしいと対面で配ることにした。途中、生徒にドーナツを買ってくる観光客や飲み物を差し入れる市民の姿もあり、約3時間で用意した2千枚の多くがなくなった。

 自宅近くの「姨捨の棚田」をモチーフにした若林司さん(17)=千曲市=は外国人にも思い切って話し掛け、「『グレイト』と言って喜んでくれた。長野県のいいところを再確認できた」。善光寺本堂を表現した北原梨奈さん(17)=長野市=も「想像以上の反応。やってよかった」と手応えを話していた。

(12月24日)

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