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松本の財団 不明金問題 元職員と和解成立 損害賠償訴訟

 松本市芸術文化振興財団が2014年に販売したチケットの不明金問題を巡り、財団が元嘱託職員男性に約40万円の損害賠償を求めて地裁松本支部に起こした訴訟で、和解が成立したことが25日、分かった。男性が財団に解決金として10万円を支払う内容。同日あった非公開の評議員会で財団が説明した。

 不明金は同市のまつもと市民芸術館の売り上げ。計約70万円あり、男性は一部の管理責任を認めて31万円余を弁済した後に依願退職。松本署が数万円の業務上横領容疑で男性を書類送検したが、16年4月に不起訴となった。財団側は同10月に提訴した。

 地裁松本支部が今月上旬に和解案を示し、18日に成立した。財団は「総合的に判断した」とし、約30万円の回収不能金の処理を今後検討する。

 問題発覚後、財団は発券履歴と売り上げを当日のうちに確認するなど態勢を強化。職員研修も増やしているとし「事務処理の適正化に一層努める」と説明した。男性は取材に「詳しいことは申し上げられない」と述べた。

(12月26日)

長野県のニュース(12月26日)