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池田町教委、対応を謝罪 公民館の使用許可取り消し問題

池田町公民館の使用許可取り消しの際の対応について謝罪する平林教育長(前列左)や大槻副町長(同中央)=26日、同町役場池田町公民館の使用許可取り消しの際の対応について謝罪する平林教育長(前列左)や大槻副町長(同中央)=26日、同町役場
 北安曇郡池田町公民館で昨年12月、「町民と政党のつどい」を企画した町民有志らの実行委員会が使用許可を取り消された問題で、町教委と町は26日、対応に問題があったとして実行委に町役場で謝罪した。今後は町民が利用しやすい公民館について話し合いをしていくとして、町教委と実行委が合意書を交わした。町側は問題の責任を取って来年1月、町議会臨時会に平林康男教育長、甕聖章町長、大槻覚副町長を減給する条例改正案を提出する方針。

 「つどい」は野党の地元代表者を招き、政策について意見交換するのが目的だった。町教委は、実行委が作ったチラシに「野党共闘で勝利しましょう」などと記されていたことから、社会教育法が公民館に禁じる「特定の政党の利害に関する事業」に当たると判断。つどいの開催前日に公民館の使用許可を取り消した。実行委は、公民館が守るべき同法を住民に適用するのは解釈の誤りだとして抗議した。

 平林教育長はこの日、記者会見し、許可を取り消した判断は「適正だった」としたが、公民館の許可取り消し処分を伝える通知に根拠条例などを記していなかったとして通知を撤回するとともに、処分前に相手の意見を十分に聴くことも怠ったとして謝罪。「町民が使いやすい公民館にするため、今後は住民の政治的な学習の場として広い解釈を持つことも検討したい」と述べた。

 会見に同席した実行委の牛越邦夫事務局長は「1年余りの時間がかかったが、話し合いで解決に向かったことは高く評価したい」とした。その上で「公民館をどう運用していくかの課題はまだ残っている。よりよい内容に高めていけるよう、今後も協議を続けていく」とした。

(12月27日)

長野県のニュース(12月27日)