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ほこり落として新年へ 善光寺で「おすす払い」

善光寺本堂で1年間のほこりを落とす住職ら=28日午前9時43分、長野市善光寺本堂で1年間のほこりを落とす住職ら=28日午前9時43分、長野市
 長野市の善光寺で28日、1年間のほこりを落とす恒例の「おすす払い」が行われた。マスクを着け、頭に手拭いを巻いた一山住職や職員ら約40人が本堂の仏具や壁、畳などを丁寧に掃除した。

 午前9時、法要を行う内々陣に置かれた鐘やろうそく台、教本を入れる箱などの仏具を移して掃除に着手。洒摩(しゃま)と呼ばれる長さ5メートルほどの竹の先に束ねたササを付けたほうきで清めながら、天井からつり下げられた飾り「荘厳具(しょうごんぐ)」や御簾(みす)などのほこりを落とした。その後、魔よけの効果があるとされるヌルデの枝を両手に持った11人が1列に並び、畳をたたいてほこりを取り除いた。

 すす払いの終盤、白い浄衣(じょうえ)をまとい、秘仏の本尊を納めた厨子(ずし)周りを清める奉行役の天台宗住職らが、本堂北側の大扉を開けた。年に1度、この日だけ江戸時代に寄進された厨子の裏側を間近に拝むことができるとあって、待ち構えた参拝者が手を合わせた。

 奉行長を務める寿量院住職の小山慈英さん(41)は「身の引き締まる思いで掃除した。新しい年に希望を抱いている皆さんが願い事をかなえられるよう、しっかり準備をしたい」と話していた。

(12月28日)

長野県のニュース(12月28日)