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平和で希望あふれる年に 県内の寺社に初詣客

今年も良い年に―。善光寺本堂でも大勢が手を合わせた=2日午前10時50分、長野市今年も良い年に―。善光寺本堂でも大勢が手を合わせた=2日午前10時50分、長野市
 仕事がうまくいきますように、家族が穏やかに暮らせますように…。2日、大勢の初詣客でにぎわった県内の寺社では、生活や将来への不安を感じつつ、切実な思いを願掛けする姿が見られた。

 「いじめや自殺など、ぎすぎすした人間関係が広がっているよう」。安曇野市の団体職員中田聡一さん(32)は日頃、そう感じてきた。この日は同市の穂高神社に、昨年10月に生まれたばかりの長男一翔(いちと)ちゃんを抱いて参拝。「息子には平和な世の中で健康に育ってほしい」と願った。

 毎年家族で同神社に詣でている長野市の高校1年生池田敦史さん(16)は「昨年は楽しい高校生活を始められた。新年は平穏に自分らしく」。母(52)は「思った通りには生きにくい時代だけれど、希望を持って乗り越えていってほしい」とエールを送った。

 飯田市の元善光寺。浜松市から夫の実家に帰省中の三石早紀さん(30)は生後半年の長男涼晴(すずはる)ちゃんと訪れた。昨年、県内でも松本市が明らかにした「待機児童」の課題。浜松市では深刻な問題になっているといい、「保育園が決まらず、働きたいのに働けない人が周りには多い。私も職場復帰したいので」と、子育て施策の充実を望んだ。

 長野市の善光寺を訪れた千曲市の主婦竹森千代子さん(76)は「今年も家内安全でありますように」。北朝鮮の核開発や弾道ミサイル発射が引き続き気掛かりになりそうといい、「孫の時代も平和であってほしい」と話した。

 東御市の会社員田中友貴さん(21)は上田市別所温泉の北向観音を知人らと詣でた。昨年就職した会社では「現場に足を運んだり、別部署の人に話を聞いたりして営業に生かした」。今年も先輩の助言を受けて営業力に磨きを掛けたいと意気込んでいた。

(1月3日)

長野県のニュース(1月3日)