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来年開催のG20 県が軽井沢に閣僚会合誘致

2016年9月に軽井沢町で開かれたG7交通相会合。県はG20関係閣僚会合の誘致を目指す2016年9月に軽井沢町で開かれたG7交通相会合。県はG20関係閣僚会合の誘致を目指す
 2019年に日本で初開催される20カ国・地域(G20)首脳会合に伴う関係閣僚会合について、県が北佐久郡軽井沢町を会場に誘致を目指すことが3日分かった。県はこれを契機に、多数の参加者が見込める国際会議や学会などの誘致拡大に向け、1月中にも市町村、経済団体、民間企業などと構成する協議会を新設し、全県的な誘致推進態勢の整備に着手する。

 G20のメンバーは、日米欧の先進7カ国(G7)に中国やインド、韓国、ロシアなどを加えた計19カ国と欧州連合(EU)。国際的な経済協力や貿易・投資、雇用などをテーマに議論する。首脳会合の会場には「24時間離着陸できる空港から車で1時間以内」といった条件があり、県内で開催することはできない。

 県が17年12月、関係閣僚会合の誘致について県内市町村に照会したところ、16年9月にG7交通相会合を開いた実績を踏まえて軽井沢町が名乗りを上げた。

 外務省などによると、17年7月にドイツ・ハンブルクで行われたG20首脳会合に伴う関係閣僚会合は、農業、外務、財務、デジタル、労働・雇用、保健の6分野があった。県関係者によると、観光や農業分野の関係閣僚会合の誘致を念頭に置いている。関係閣僚会合を巡っては新潟市や仙台市、広島市、北九州市などが誘致を目指している。

 県は、県市長会、県町村会のほか、県経営者協会などの経済団体、県旅館ホテル組合会、民間旅行会社などの参画を見込んで「県MICE誘致推進協議会」(仮称)を新設する方針。「MICE(マイス)」は、「Meeting(会議)」「IncentiveTravel(企業の報奨・研修旅行)」「Convention(国際会議)」「Exhibition(展示会)/Event(イベント)」の略称で、中でも国際会議の誘致を目指す。

 県観光部によると、MICEの誘致は大きな経済効果が見込める一方、現状では各自治体が個別に誘致活動を展開しており、全県的な情報収集や誘致推進の態勢が未整備だった。協議会は、今後開催される国際会議や学会の情報収集、市町村や会議場、宿泊施設などとの受け入れ調整を担うほか、誘致に向けた国内外への情報発信も強化する。

(1月4日)

長野県のニュース(1月4日)