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エリンギでメンマ 中野産を使い長野の企業が商品化

ラーメンの具材として開発されたエリンギメンマ。ぷりぷりの食感が特徴だラーメンの具材として開発されたエリンギメンマ。ぷりぷりの食感が特徴だ
 中野市産のエリンギを使ったラーメンの具材「エリンギメンマ」が完成し、扱うラーメン店が増えている。一般社団法人日本きのこマイスター協会(中野市)が、通常のメンマに代わる具材として開発を提案し、食品加工業「えとキング」(長野市)が商品化。ぷりぷりの食感が特徴で、通年で食べられるラーメンの具材にすることで、エリンギの需要拡大につなげようとの狙いだ。

 エリンギメンマは、切ったエリンギに塩を加えて炊きあげ、その後、酢とごま油で味付けする。特定の温度と時間で加熱することで、ぷりぷりの食感を生み出しているという。

 エリンギの消費を増やそうと模索していた同協会の前沢憲雄理事長(69)が2017月9月、えとキングに商品化を打診。開発につながった。同社によると、取引が決まったのは、県内のラーメン店12店舗(17年12月25日現在)となっている。

 1カ月でエリンギ1トンを使って商品化する計画で、業務用の販売価格は1パック300グラム入りで380円(税抜き)。18年11月末までに、県内を中心に120店舗に出荷するのが目標だ。今後は一般向けの販売も検討している。えとキングの江遠昌弘社長(45)は「キノコのヘルシーなイメージを押し出すことで女性客向けのPRにもなればいい」と期待する。

 ラーメン店経営のオリジナルインテンション(須坂市)は1月中旬から、長野市と須坂市の「会津喜多方ラーメン蔵」など5店舗でエリンギメンマの利用を始める予定。小林浩己社長(46)は「食感が抜群で食べ応えもあり、斬新で珍しい。多くのラーメン店で利用が広がれば、信州ラーメンを発信する武器にもなる」と話す。

 16年の長野県のエリンギ生産量は1万7244トンで全国1位。新潟県が1万2571トンで続く。前沢さんは、エリンギはバーベキューで夏場にも需要があるが、消費拡大が課題―と指摘。「エリンギメンマが広がって、エリンギをラーメンで日常的に食べてもらう習慣が広がってほしい」と話している。

(1月6日)

長野県のニュース(1月6日)