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小布施出身の主婦、創作童話を故郷に 大賞作書籍化で寄贈

書籍化された創作童話「こめとぎゆうれいのよねこさん」を手にする江幡さん書籍化された創作童話「こめとぎゆうれいのよねこさん」を手にする江幡さん
 長野県上高井郡小布施町出身で秋田県由利本荘市の主婦、江幡成美さん(46)が5日、同町役場を訪れ、自身が創作した童話の本「こめとぎゆうれいのよねこさん」4冊を町に寄贈した。アマチュア作家が対象の全国コンテストで大賞に輝き、書籍化された。町は町内の幼稚園、保育園や小中学校、図書館などに置いて紹介する予定だ。

 物語は、主人公の「ぼく」が住む町じゅうの家に、コメをとぐおばあさんの幽霊「よねこさん」が出現。「ぼく」の一家とよねこさんが交流する。ちょっと不思議で心温まる話だ。江幡さんによると、物語は高齢者福祉施設で働いていた友人から聞いた利用者のエピソードに着想を得た。

 2017年3月、「第33回日産童話と絵本のグランプリ」(大阪国際児童文学振興財団主催)で童話部門の大賞を受賞。協賛の日産自動車が同12月に書籍化した。絵は長野市稲葉の会社員で絵本作家の小林豊さん(41)が手掛けた。

 結婚を機に約18年前に秋田県に移り住んだ江幡さんは、3年ほど前から童話やエッセーを書き始めた。この日、絵本を寄贈した江幡さんは、作品に込めた願いを「子どもたちに、何げなく食べるご飯を用意する人がいることに気付いてほしい」と話した。市村良三町長は「町内のさまざまな場所に置いて、町出身の方の活躍を多くの人に知ってもらいたい」とした。

(1月6日)

長野県のニュース(1月6日)