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松本の徳運寺門前 最後の伝統行事「三九郎」

参拝客らが見守る中で高々と上がる炎に包まれる徳運寺門前の三九郎参拝客らが見守る中で高々と上がる炎に包まれる徳運寺門前の三九郎
 松本市入山辺の徳運寺門前で7日夜、松本地方の小正月の伝統行事「三九郎」が行われた。同寺門前の三九郎は、同寺と地元の住民有志でつくる「二十日会」が1995年から行い、その大きさが特徴だった。しかし、会員が高齢化し、準備が負担となったため、今年が最後に。豪快に立ち上がる火柱を大勢の住民や参拝客らが見守った。

 三九郎の高さは約13メートル。60〜70代の会員15人が地元産のカラマツとヒノキなどを使って用意した。今回は1基だが、始めた当初は3基作ってライトアップもしたという。ただ、作業に危険が伴うこともあって数を減らしてきた。

 この日午後8時ごろ、会員5人が三九郎に火を付けた。「バチバチッ」と大きな音を立て、勢いよく上がる炎に、見守った人から「すごい」と歓声が上がった。三九郎に火を付けた二十日会の原山保会長(77)は「今年で最後というのは自分たちも寂しい。だが、いつもより多くの人が見に来てくれてよかった」と話した。

 市教育委員会によると、市内では6日から各地の河川敷などで三九郎が始まり、1月中に約500カ所で行われる。

(1月8日)

長野県のニュース(1月8日)