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千曲市議過半数も「断念l 新幹線誘致 本紙意向調査

 千曲市への北陸新幹線(長野経由)新駅誘致を事実上断念するとの岡田昭雄市長の表明を巡り、信濃毎日新聞は市議22人を対象に意向調査を行い、9日、結果をまとめた。半数を超える13人が誘致を「断念するべきだ」とし、市長の表明を「評価する」とした。

 市議会特別委員会は昨年12月13日、市長の判断を了承したが、市議会内には議会全体としての意見集約を求める声もある。市や市内外の経済団体などでつくり、市議15人も参与として加わる新駅誘致期成同盟会は今年2月、会の今後の在り方などをテーマに総会開催を検討しており、調査結果は議論の方向性に影響しそうだ。

 調査は記名によるアンケート形式で行い、昨年12月13、14日に回答用紙を配布。14人から回答を得た。

 誘致を「断念するべきだ」とした理由(自由記述)では、「技術的に困難という回答では対応ができない」「膨大な予算が必要と分かった」などが挙がり、現実的な対応が必要と考える議員が多いことが明らかになった。これまでの誘致活動への賛否の立場を問わず、市長判断を「評価する」との意見が出た。

 「評価しない」とし、誘致を「断念するべきではない」としたのは1人。断念表明は「拙速」で、JRから「技術面(の問題)と大げさな予算を提示され、どう喝された」と回答した。

 回答していない議員は8人。このうち、和田重昭議長は「立場上、個人の回答は差し控えたい」と説明。最大会派「千曲政経会」は「議会としての総括をまだしていない」とし、メンバー6人のうち5人が回答しなかった。他の2人は、期成同盟会の総会がまだ開かれていないことなどを理由に挙げた。

(1月10日)

長野県のニュース(1月10日)