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昔思い出す繭玉作り 中川の農協支所 お年寄りが作る

繭玉をサカキの枝に飾る「なごみの家」の利用者ら繭玉をサカキの枝に飾る「なごみの家」の利用者ら
 長野県上伊那郡中川村の上伊那農協中川支所は10日、小正月に合わせ、飯島町の宅幼老所「なごみの家」を利用するお年寄り9人を同支所に招き、繭玉飾りを作った。地域で養蚕が盛んだった頃、農家が蚕の成長や農作物の豊作を願って飾った伝統行事。利用者たちは昔を思い出しながら作業した。

 同農協元理事で地元に住む松下弘毅さん(77)が講師を務めた。9人は80、90代が中心で、お湯を加えて練った米粉2キロを少しずつちぎり、繭に見立てて丸めた。食紅を加えて緑や赤の繭玉も。「なかなか丸くならないね」「こんなに大きくなっちゃった」と会話も楽しんで手を動かし、作った繭玉をサカキの枝に飾って仕上げた。16日まで同支所窓口のスペースに置く。

 利用者の代田永男さん(93)は、実家がかつて養蚕を営んでいたといい、「昔を思い出しながらで面白かった」。松下さんは「今では小正月を意識する農家は少ないが、つなげられる伝統行事はつなげていきたい」と話していた。

(1月11日)

長野県のニュース(1月11日)