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軽井沢のバス事故2年 尾木直樹さん思い語る

ゼミの学生が犠牲になったスキーバス転落事故からの2年間を振り返る尾木さんゼミの学生が犠牲になったスキーバス転落事故からの2年間を振り返る尾木さん
 北佐久郡軽井沢町のスキーツアーバス転落事故から2年になるのを前に、事故で当時のゼミ生4人を亡くした法政大特任教授の尾木直樹さん(71)が信濃毎日新聞の取材に応じた。自身は今もやりきれない思いが残るが、事故で生き残った学生たちはこの2年、仲間の死とともに、それぞれの進路とも向き合ってきたとする。

 尾木さんは今年1月8日、亡くなった4人の遺族とそれぞれ面会し、墓参りした。互いに亡くなった学生の思い出話ができるようになったことが「うれしかった」とした。亡くなった1人は高校時代から尾木さんに教わりたいと思い、ゼミ生になったという。事故2日前の尾木さんの誕生日会ではケーキを用意してくれ、「手渡されたケーキの重みが今も手に残っている」と振り返った。

 今春就職するゼミ生の1人は、バス会社が法令違反を重ねていたことを「絶対に許せない」と憤り、当初目指していた文化芸術方面から不正を取り締まる仕事に進路を変えたという。他にも進路を変えたり、今もけがの治療が続いていたり、「事故は学生たちに大きな影響を与えている」と話した。

(1月13日)

長野県のニュース(1月13日)