長野県のニュース

「安全運行を」祈りと誓い 軽井沢のバス事故、あす2年

事故現場の献花台に花を供え、手を合わせる人たち=13日午前11時39分、軽井沢町事故現場の献花台に花を供え、手を合わせる人たち=13日午前11時39分、軽井沢町
 大学生ら15人が死亡、26人が重軽傷を負った北佐久郡軽井沢町のスキーツアーバス転落事故から15日で2年となるのを前に、事故現場では13日、地元住民らが慰霊のために訪れ、花を手向けた。安全な運行への思いを新たにするバス業界関係者の姿もあった。

 埼玉県のバス会社の社員3人は午前11時10分ごろ、国道18号碓氷バイパスの事故現場に設けられている献花台に足を運んだ。同社の群馬県の営業所長、鈴木啓一さん(66)が、新たに入社した社員2人に事故の経過や、現場付近を走行する際の注意点などを話した。

 同社のバスが碓氷バイパスを走行することもあるため、新入社員研修に現場訪問を取り入れた。鈴木さんは「あってはならない事故。社員にはここで起きたことを覚えてもらいたい」と強調した。

 元バス運転手の小諸市の70代男性は、バスが転落した斜面を見つめ、合掌。「(バス運行会社は)しっかり安全講習をしなくてはいけない。(亡くなった)学生たちもかわいそうだが、運転手も…」と言葉を詰まらせた。

 北佐久郡御代田町の奥田民男さん(77)は犠牲になった大学生13人分の造花を供えた。自身も妻や次男を別々の交通事故で亡くしており「人ごとではない。この道を通るのはつらい」と話した。

(1月14日)

長野県のニュース(1月14日)