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箕輪の箕輪南宮神社、伝統の山車飾りで歴史再現

箕輪南宮神社の初祭りで披露された山車飾り箕輪南宮神社の初祭りで披露された山車飾り
 上伊那郡箕輪町の箕輪南宮神社で13日、初祭りが始まり、地元保存会が歴史の一場面を再現した伝統の山車飾りを披露した。明治時代から約120年続くという町の無形民俗文化財で、今年は江戸末期のペリー来航や源氏物語の一節をほぼ等身大の人形などで表現。文献や史料を基に時代考証し、衣装や小道具まで丁寧に仕上げた。

 山車飾りは境内に五つ、町内のJR木ノ下駅前に一つを置いた。米艦隊を率い、日本に開港を迫ろうと1853(嘉永6)年に来航したペリーの人形はいかめしい顔つき。沿岸から人々が恐る恐るうかがう様子が、表情やしぐさから伝わる。源氏物語の作品は、高貴な人々の雰囲気をきらびやかな衣装などで表現。地元の箕輪中部小学校の児童が手掛けた山車飾りもある。

 保存会は60人ほどでつくり、昨年11月から日曜や祝日を除いてほぼ連日、手分けして制作してきた。保存会長の遠藤武揚(たけあき)さん(76)は「毎年続けるのは大変だが、伝統を絶やしてはまずい。お客さんに喜んでもらえるのが一番良い」と話していた。14日まで飾る。

(1月14日)

長野県のニュース(1月14日)