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御嶽山火山マイスター認定へ 木曽で講演会

川南さん(奥)の説明を聴く参加者川南さん(奥)の説明を聴く参加者
 県危機管理部と県木曽地域振興局は16日、2014年の御嶽山噴火災害を踏まえ火山防災の啓発活動をする「御嶽山火山マイスター」認定に向け、マイスターの活動を紹介する講演会を木曽郡木曽町で開いた。北海道で洞爺湖有珠火山マイスターを務める川南結さん(山梨県富士山科学研究所研究員)が、有珠山でマイスターが誕生した理由などを説明した。

 川南さんは、2000年の有珠山噴火の際、地元で暮らしていた火山学者の監視活動が事前避難につながったと説明。しかし、学者の高齢化もあり、火山を見守り、語り継ぐ人材が必要となり、08年にマイスター制度ができたとし「先人の教えを守り、後世に伝えていきたい」と話した。

 続いて長野県危機管理部の担当者が、マイスターになってほしい人の条件を説明。火山の現状を正しく理解し、御嶽山地域のために活動できる人物―などを挙げた。

 講演会は御嶽山火山マイスター育成に向けた具体的な活動の第1弾で、山小屋関係者ら約30人が参加。御嶽山の信者に同行して荷物を運ぶ「強力(ごうりき)」をしている木曽町の男性(42)は「地元のことなので受験しようと考えている。講演会には知らない人も大勢参加しており、注目が高いと感じた」と話した。

 マイスター受験のために必須となる事前講習会は20日に始まり、二つの講座を受ける必要がある。2月7日〜3月5日に申し込みを受け付け、3月18日に面接。同28日に合格者を発表する。

(1月17日)

長野県のニュース(1月17日)