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食塩摂取多く喫煙率も高い 県、男性平均寿命1位滋賀と比較

 県健康福祉部は18日、昨年12月発表の都道府県別の平均寿命で、県内男性が全国1位から2位に転落したことを受け、1位となった滋賀県と健康関連の統計を比較した結果をまとめた。首位返り咲きに向けて課題を「見える化」し、県民や関係機関と共有する狙い。滋賀県に比べ、食塩の摂取量や喫煙率などで差がついている実態が浮かんだ。

 平均寿命は厚生労働省が5年に1度公表。昨年12月発表の2015年調査結果では、県内女性は87・67歳で前回10年に続き1位だったのに対し、1990年から2010年まで5回連続で首位だった男性は81・75歳で、85年以来の2位となった。

 滋賀県との比較は、18日に県庁で開いた健康づくり推進県民会議で示した。県によると、野菜摂取量やがんの死亡率、特定健診の受診率などは長野県男性が良い数値だった半面、1日の平均歩数、肥満度などは劣り、脳血管疾患の死亡率の高さなどが課題になっている=表。特に滋賀県は、1日の食塩摂取量と喫煙率の低さが全国トップ水準だった。

 県は、各統計を年代別にみると30〜50代を中心とした働き盛り世代の健康意識や数値が悪い傾向にあると分析。今後の健康増進策の主なターゲット層に据える考えだ。

 会合では委員から「幼児期から運動習慣や低食塩の食事を習慣づけることが大切」といった意見や、介護などを受けずに健康に暮らせる期間を指す「健康寿命」のデータ分析も必要だ―との提案があった。県側は「健康寿命についても他県と比較していきたい」と答えた。

 県の奥原淳夫健康増進課長は、4月からの制度変更で、県が市町村とともに国民健康保険の保険者になることに触れ、「国保関連の健康データを県も詳細に分析できるようになる。市町村とともに、地域特性に合わせた保健事業の在り方を考えていきたい」とした。

(1月19日)

長野県のニュース(1月19日)