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暖か、大寒の朝 遠のく諏訪湖「御神渡り」

冷え込みが緩んだことで解氷が進み、氷と水面がまだら模様になった諏訪湖=20日午前7時57分、下諏訪町冷え込みが緩んだことで解氷が進み、氷と水面がまだら模様になった諏訪湖=20日午前7時57分、下諏訪町
 一年で最も寒いとされる「大寒」の20日、県内は多くの地域で冷え込みが緩み、例年より暖かな朝となった。諏訪市の最低気温は平年より4・6度高い氷点下1・7度で、3月中旬並み。15日に全面結氷した諏訪湖は、その後の気温上昇と雨もあって大部分の氷が解け、水面(みなも)を風が通り抜けていた。氷が割れてせり上がる「御神渡(おみわた)り」の5季ぶりの出現は、いったん遠のいた状態だ。

 御神渡りの記録、認定を担う八剣神社(諏訪市小和田)の宮坂清宮司(67)や氏子総代らは、この日も午前6時半すぎに諏訪市豊田の湖畔へ。宮坂宮司は「来週は厳しい寒さが来るようなので期待したい」と話した。

 諏訪郡下諏訪町の湖畔は、薄くなった氷と水面が朝日を反射し、まだら模様が浮かび上がっていた。ごみ拾いの作業に訪れた同町の宮沢昌歳さん(72)は「諏訪ならではの御神渡りは見たいが、こればかりは…」とため息をついた。

 長野地方気象台によると、20日朝の最低気温はこの他、軽井沢が平年より6・6度高い氷点下2・4度で4月上旬並み。松本は1・2度高い同4・3度、長野は1・1度高い同3・3度、飯田は2・5度高い同1・4度だった。上空の寒気が例年に比べてそれほど強くないことが影響しているという。

 20日の県内は高気圧に覆われるが、気圧の谷の影響を受け、北部では夕方から山沿いや中野飯山地域などで雪の降る所がある。21日は北部で朝は一時雪、中部は朝から昼前に雪の降る所がある見込み。

(1月20日)

長野県のニュース(1月20日)