長野県のニュース

信大工学部生「准教授から人格否定発言」と相談

 信州大工学部(長野市)の男性准教授から人格を否定するような発言を受けたなどとし、同大大学院総合理工学研究科の複数の学生が同大の相談制度に基づき、大学側に相談していることが20日、関係者への取材で分かった。学生は、准教授の言動で精神的苦痛を受けたと主張。大学側は学生らから事情を聴いているもようだ。

 関係者によると、発言を受けた学生は以前、准教授と同じ研究に携わっていた。学生らは研究設備の管理方法を巡り准教授との間で意見の対立があり、やりとりの中で、准教授は「親呼んでこい、ばか親」「おまえんち皆ばかだろう」などと発言した。学生はこの発言について、教員に不適切な言動などがあった際に相談する制度を使って申告するとともに、このやりとりを録音したデータを大学側に提出したという。

 このほかの学生も、人格を否定されるような発言をされたなどとして申告したという。

 准教授は取材に対し「大学側を通さずコメントすることはできない」と話した。

 半田志郎・工学部長は取材に対し「相談内容には守秘義務があるため、個別の案件の有無についてはコメントできない」と説明。その上で「学生から学内組織へ訴えがあれば、制度に基づいて適切に対応している」と話した。

 同大は2001年から、教職員でつくる学内組織「イコール・パートナーシップ委員会」を設置。同委員会は学生や教職員から寄せられたアカデミックハラスメントやセクハラなどの相談に応じたり、事実関係を調査したりしている。教員が不適切な言動、または差別的な取り扱いにより教育研究上の環境を害する行為―などはアカデミックハラスメントに該当するとしている。

(1月21日)

長野県のニュース(1月21日)