長野県のニュース

北ア・小蓮華山 雪崩で1人心肺停止か

 20日午後1時すぎ、北アルプス小蓮華山船越ノ頭(ふなこしのかしら)の東側斜面(標高約2500メートル)で雪崩が発生し、スノーボードをしていた埼玉県三郷市の会社員男性(40)が巻き込まれた。同行者2人と近くにいた数人が雪に埋まった男性を掘り起こしたが、大町署によると、男性は心肺停止状態とみられる。県警ヘリコプターが出動したが、霧などで視界が悪く、この日の救助を断念。同行者らは自力で下山した。21日朝、県警山岳遭難救助隊員など約20人が地上から救出に向かう。天候を見て、ヘリでの救助を試みる。

 同署によると、男性らは山スキーのため北安曇郡小谷村の栂池高原スキー場から入山。雪崩は男性が滑走中に起きたという。同行者や目撃者が同署や消防などに相次いで通報した。雪崩の規模などは分かっていない。

 長野地方気象台は20日、大北地域に雪崩注意報を出していた。レーダー画像などから、雪崩発生当時の現場付近は晴れていたとみられる。近くの北安曇郡白馬村の最高気温は平年を3・7度上回る4・8度で、3月上旬並みだった。

 小蓮華山の周辺は、比較的交通アクセスが良いことから、山スキー愛好家に人気がある。この日も多くの人が山スキーに入っていたとみられる。雪崩現場近くまで行ったという関東地方の40代男性は、「県警ヘリがホバリングしているのが見えたので心配していた」と話した。

(1月21日)

長野県のニュース(1月21日)