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4万6000筆提出へ 軽井沢のバス事故 起訴求める署名

 大学生ら15人が死亡し、26人が重軽傷を負った2016年1月の北佐久郡軽井沢町スキーバス転落事故の遺族でつくる「1・15サクラソウの会」は21日、業務上過失致死傷の疑いで書類送検されたバス運行会社イーエスピー(東京)の社長と運行管理者だった元社員の起訴を求める署名が約4万6千筆集まったことを明らかにした。22日に長野地検に提出する。同会はこの日、都内で記者会見し、裁判を通じて責任を明らかにし、再発防止につなげる必要性を訴えた。

 署名は、遺族が街頭で呼び掛けたり、同会のホームページ(HP)で募ったりして集めた。22日は、同会代表の田原義則さん(52)=大阪府吹田市=夫妻と弁護士2人が長野地検を訪れ提出する予定。

 田原さんは会見で、事業用自動車事故調査委員会(自動車事故調)の報告書などを基に、事故原因は運転手の運転ミスだけではない―と強調。「起訴していただき、裁判でなぜこのような事故が起きたのかをはっきりさせないと再発防止は完結しない」とした。イーエスピーでは、事故当日を含め、国が定めた下限を下回る運賃で契約するなど、多くの法令違反が明らかになっている。

 会見に同席した遺族側弁護団長の酒井宏幸弁護士(長野市)は、「検察が処分を判断する上で4万6千の署名は国民の声として大きい」とし、「再発防止のためにも立件してもらえるようお願いする」とした。

 遺族会は会見で、2月23日に国土交通省との意見交換会を開き、国が進める事故の再発防止策の進ちょくを確認すると説明。事故現場に建立する「祈りの碑」のデザインを決めたと明らかにした。

(1月22日)

長野県のニュース(1月22日)