長野県のニュース

目指すはトップレーサー 岡谷の中3・松下さん

カートレースで走行する松下さんカートレースで走行する松下さん
 岡谷市岡谷東部中学校3年の松下海斗さん(14)が自動車のトップレーサーを目指し、今春の高校進学とともに本格的なトレーニングを始める。2016年にカートレースのジュニアの部で全国大会5位、17年は大人も交じる上位のレースでも優勝を経験。4月からは通信制高校で学びながら、世界を転戦するF1、F3といったレースへの参戦を目指す。

 松下さんは、11年に家族と訪れた「富士スピードウェイ」(静岡県)でカートの運転を体験し、レーサーを志すようになった。12年に愛知県春日井市にあるカートショップのチームに所属し、フェスティカサーキット瑞浪(岐阜県瑞浪市)を主戦場にレースに参加してきた。県内では、あづみ野F―1パーク(安曇野市)を利用し、運転技術を磨いた。

 16年には、小学5年から中学3年までのカートレース「TIAジュニア」で実績を挙げた。瑞浪で全6戦を戦い、4回は予選トップになり、第2、3戦目に連勝。16年11月に全国十数カ所のレース場から代表が集まる全国大会に出場して5位となり、全国的にも名前が知られるようになった。

 マシンのセッティングは、父親の直樹さん(41)との共同作業。海斗さんは操縦感覚を基に改善点を言葉で直樹さんに伝えるが、直樹さんとの間で「全然伝わらない」と熱い議論になることもあるという。それでも直樹さんは「子どもと同じように僕も夢中になっている」と支え続けている。

 小学6年から大人までが出場する「SSクラス」に上がった17年は、ライバルとの駆け引きも本格的に。他の車に巻き込まれてリタイアするなど、運にも恵まれずに思うような成績が残せなかったという。「遊びじゃなく人生を懸ける」と、通信制高校に進んで練習に力を入れることを決断した。

 今年は最高峰のF1への道が開ける全日本カート選手権に出場するため、マシンに慣れることに集中する方針だ。海斗さんは「目指すのはもちろんF1レーサー」と張り切っている。電子メール(kaito.no38@gmail.com)で支援者も募っている。

(1月23日)

長野県のニュース(1月23日)