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熱戦 現地で見たい 平昌五輪応援ツアー盛況 県内からも

屋根や外壁に平昌冬季五輪のマークなどが描かれたスピードスケート会場の「江陵(カンヌン)オーバル」。開幕に向けた準備が進む=韓国・江陵屋根や外壁に平昌冬季五輪のマークなどが描かれたスピードスケート会場の「江陵(カンヌン)オーバル」。開幕に向けた準備が進む=韓国・江陵
 韓国・平昌(ピョンチャン)冬季五輪の開幕まで2週間を切った。日本からの近さに加え、日本選手の活躍への期待も高く、大手旅行会社が企画する観戦ツアーは人気種目を中心に完売。県勢を応援しようと家族や地元自治体、所属企業が相次いで現地入りを計画中だ。県内各地で試合を観戦するパブリックビューイング(PV)も予定され、五輪ムードが高まっている。

 「前回ソチ五輪と比べ、取り扱い客数は約4倍に伸びています」。平昌五輪の観戦ツアーを扱うJTB広報室の担当者は話す。日本から距離が近いことが主な理由。2020年東京五輪・パラリンピックを前に開く最後の五輪でもあり、関係者による視察需要もあるという。

 同社は昨年、観戦ツアーを3回に分けて募集したが、いずれも予定数を上回り抽選になった。人気のフィギュアスケート男子シングルを観戦するツアーは3泊4日で代金80万〜90万円と高額ながら、すぐに売り切れた。

 県勢を応援するツアーも各地で計画中だ。メダル獲得が期待されるスピードスケートの小平奈緒選手の地元・茅野市では、市観光協会が応援ツアーを企画。豊平地区の住民ら約60人が訪れる。所属先の相沢病院(松本市)、母校の伊那西高(伊那市)も職員や教諭らが現地へ向かう予定だ。

 カーリング男子のSC軽井沢クラブは、地元の北佐久郡軽井沢町の支援組織などの提案で旅行会社がツアーを企画。ファンなどが参加し、選手の家族やチーム関係者など個人手配を合わせて約80人が応援に訪れる予定という。

 PVは、茅野市や軽井沢町のほか、スピードスケートとショートトラックで出場する菊池彩花、悠希、純礼の姉妹3選手の地元・南佐久郡南相木村で村教育委員会などが計画中。ノルディックスキー複合の渡部暁斗選手らの地元・北安曇郡白馬村や、スキー・ジャンプ男子の竹内択選手の地元・飯山市、女子の岩渕香里選手の地元・上田市菅平高原などにも計画がある。

 選手の所属企業もテレビ観戦による応援を予定する。ただ、日本オリンピック委員会(JOC)は公式スポンサーの権利を守るため、それ以外の企業が壮行会などを外部に公開することを禁止している。所属企業などでのPVの様子は公開されない可能性が高い。

 平昌五輪をうたった観戦ツアーも、JOCが契約したJTBなど指定旅行会社以外が企画することができない。そこで、韓国旅行を名目に応援ツアーを企画し、旅行客を取り込もうとする旅行会社もある。

 県内のある会社はスピードスケート女子の種目に合わせたツアーを企画した。希望者には独自に手配した観戦チケットを配るといい、現在も募集を続けている。担当者は「人数はまだ少ないが、楽しみにしている人のためにも催行したい」と話している。

(1月29日)

長野県のニュース(1月29日)