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犀川バス転落33年 教訓次代へ 現場で合掌 再発防止願う

バス転落現場にある慰霊碑に手を合わせる参列者=28日、長野市バス転落現場にある慰霊碑に手を合わせる参列者=28日、長野市
 長野市信更町の犀川ダム湖で1985(昭和60)年、大型バスが転落し、日本福祉大(愛知県)の学生ら25人が死亡した事故から33年となった28日、遺族や大学関係者ら約30人が事故現場の慰霊碑を訪れた。手を合わせて犠牲者を弔い、バス事故の再発防止を願った。

 遺族らは近くの正源寺で法要を行った後、現場を訪問。同大の児玉善郎学長(58)は「改めてご遺族の悲しみに思いを寄せ、教訓を次世代に引き継いでいくことが私たちにとって大切なこと」と述べた。

 事故に遭い、バスから自力で脱出した香山久子さん(52)=埼玉県蕨市=は、北佐久郡軽井沢町で2016年1月、大学生ら15人が死亡したスキーバス事故を踏まえ、「33年たっても事故は減っていない」と強調。娘2人も参列し、「子どもに事故のことを伝えたいと思った。このような事故が二度と起きないよう訴えていきたい」と話した。

 事故は85年1月28日午前5時45分ごろに発生。下高井郡山ノ内町の志賀高原に向かっていた三重交通(津市)の大型バスが国道19号から転落し、日本福祉大生ら46人のうち、運転手2人と教員1人を含む25人が死亡した。

(1月29日)

長野県のニュース(1月29日)