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笑顔咲く団地の「居酒屋」 住民同士交流の催し 松本・並柳団地

酒を酌み交わして交流する並柳団地の住民ら酒を酌み交わして交流する並柳団地の住民ら
 住民同士や地元NPOなどと連携した支え合いのあり方を模索している長野県松本市並柳の県営並柳団地で27日夜、初めての催し「居酒屋並柳団地」が開かれた。団地内の集会所を会費制の「居酒屋」として開放し、普段顔を合わせる機会が少ない住民同士が交流する試み。約40人が集まり、飲食を楽しみながら世間話や身の上話に花を咲かせた。

 団地入居世帯が加入する並柳団地町会が企画。これまでは20人ほどの町会役員が参加する新年会などを毎年開いて親睦を深めていたが、町会長の青木健太さん(42)は、役員以外も参加できる「堅苦しくない」仕掛けが必要と考えた。同様の交流イベントを開いている市内の弥生町町会などの取り組みを参考にした。

 集会所の入り口に赤ちょうちんを飾り、居酒屋風の雰囲気を演出。青木さんがバーテンダー役になって大人にお酒を提供したり、団地の女性らが中華料理を振る舞ったりした。

 集まった人たちは「雪が降ると寒くていけないね」「医療費が高くて困る」などと、身近な話題を酒のさかなに談笑。「同じ棟に暮らしているけれど、しっかり話したのはきょうが初めてだね」と言葉を交わす住民もいた。

 参加した男性(67)は「団地には1人暮らしのお年寄りや悩みを抱えた人も多い。こうやっていろいろな人と話して共有すると、元気になる」と喜んだ。青木さんは「初回としては成功。今後も何とか続けたい」と話し、定期的に開くことを考えるとした。

(1月30日)

長野県のニュース(1月30日)