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イオンモール松本から撤退 松本ハイランド農協、7月末で

空庭1階のファーマーズテラス松本。松本ハイランド農協は7月末で撤退する方針だ=昨年12月空庭1階のファーマーズテラス松本。松本ハイランド農協は7月末で撤退する方針だ=昨年12月
 松本市の大型商業施設イオンモール松本で農畜産物などの販売店「ファーマーズテラス松本」を直営する松本ハイランド農協(松本市)が、モール側に7月末で撤退すると申し入れたことが31日、分かった。昨年9月下旬のモール本格開業以降、ファーマーズテラスの月間売上高は計画の3割程度で推移。同農協は採算を成り立たせるのは今後も厳しいと判断し、わずか4カ月余の営業で出店契約を途中解約すると決めた。

 ファーマーズテラスは、3棟あるモールの建物のうち最も南の「空庭(ソラニワ)」1階に立地。売り場面積は同じフロアのテナントのうち最大の340平方メートル余で、空庭の中核テナントとして出店した。30〜40代を主なターゲットに、新鮮な地元の農畜産物を販売し、それらを使った手作りの総菜コーナーやイートインコーナーも設けた。

 全国のイオンモールに出店した農産物直売所を参考に年間約22万人の来店を見込んだが、当初から予想を大きく下回った。同農協の田中均常務理事は「段階的に売り上げを伸ばし、3年目に黒字化する計画だったが、想像以上に客足が伸びなかった」と説明。29日の理事会で撤退を決定し、30日にモール側に申し入れた。

 撤退まで残り半年の運営方法や違約金については今後、モール側と詰める。田中常務理事は「赤字を拡大しては、組合員の財産を損なってしまう。損失を最小限にするタイミングと判断した」。イオンモール松本を運営するイオンモール(千葉市)の広報部は「現時点でコメントできることはない」としている。

(2月1日)

長野県のニュース(2月1日)