長野県のニュース

県独自米「風さやか」初輸出 シンガポールなどへ

 全農県本部(長野市)とコメ加工品や精米機器製造販売などの東洋ライス(東京)は、県独自品種のコメ「風さやか」の輸出に乗り出す。県や農家、卸・小売業者などでつくる「風さやか」推進協議会によると、同品種の輸出は初めて。伊那市で2日に発送式を開き、シンガポールなどに向けて約6トンを送り出す。

 両者は2016年8月に連携して県産米の輸出拡大に取り組むと発表。すでに県産コシヒカリの輸出を進めている。昨年10月にシンガポールで市場調査をし、コシヒカリより粘りが少なく、あっさりとした食感の風さやかが現地の消費者の嗜好(しこう)に合うと判断。「試験的な輸出」(全農県本部)を決めた。

 日系スーパーや日本食を扱うローカルスーパー、インターネットなどで販売する。現地のバイヤーや消費者の反応、売れ行きを見ながら輸出量を増やす。輸出する風さやかは東洋ライスの独自の精米技術で栄養価の高い胚芽などを残した「金芽(きんめ)米」に加工し、機能性を高めて販売。健康志向が強い富裕層などをターゲットにPRする。

 同本部米穀課は「温暖な気候の東南アジアでは、あっさりとした風さやかが好まれるのではないか。輸出で農家の収入向上につなげ、生産量の少ない風さやかの生産拡大も図りたい」としている。

(2月2日)

長野県のニュース(2月2日)