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草間さんの魂 開幕もうすぐ 松本の特別展 見どころ発表

 松本市美術館で3月3日〜7月22日に開く前衛芸術家、草間弥生さん(88)=松本市出身=の特別展の実行委員会は1日、展示作品の内容や見どころを発表した。最新シリーズ「わが永遠の魂」を中心に、日本初公開作品を多数含む約180点を出展予定。同館で開く草間さんの特別展では過去最大規模となる。同日初日を迎えた歌舞伎俳優松本幸四郎さんら親子3代の襲名披露興行で使われる草間さんデザインの「祝幕(いわいまく)」の原画も展示する。

 特別展のタイトルは「草間彌生 ALLABOUTMYLOVE 私の愛のすべて」。松本時代の作品や渡米後の「無限の網」シリーズ、帰国後に手掛けた立体作品など、草間芸術の多面性に触れられる構成という。

 メインの「わが永遠の魂」の連作は2009年から制作しており、約70点を展示予定。このうち幸四郎さんの祝幕にあしらわれた作品「落魄(らくはく)の墳墓、そして私の心の貧しさだけが全身を支配しているのだ」など約半数が日本初公開という。

 また、来場者が鏡に囲まれた「ミラールーム」に入り、無限にカボチャが広がる空間を体験できる作品「南瓜へのつきることのない愛のすべて」も日本初公開。中庭にもカボチャの立体作品を置くなどして、無料スペースでも草間作品を楽しんでもらう。

 特別展は同館開館15周年記念と松本市市制施行110周年記念事業。実行委は市や市教育委員会、信濃毎日新聞社などでつくる。市美術館は、同館で開催した前回(2012年)の特別展は巡回展だったことから「松本単独開催というのは大きな意味がある。世界に向けた展覧会にしたい」としている。

 通常前売り券は1日に発売。大人千円、大学生・高校生600円で、当日券はそれぞれ200円増。中学生以下は無料。同館やコンビニエンスストアのプレイガイドなどで販売している。問い合わせは市美術館(電話0263・39・7400)へ。

(2月2日)

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