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現場にストーカー警告の男 長野2遺体 出火直前

北村さん方を現場検証する捜査員ら=5日午前10時5分、長野市風間北村さん方を現場検証する捜査員ら=5日午前10時5分、長野市風間
 長野市風間の自営業北村昇一さん(57)方の住宅が全焼し、焼け跡から性別不明の2遺体が見つかり、家人2人が負傷した火事で、現場の状況などから、屋内に可燃性の液体がまかれていた可能性があることが5日、捜査関係者への取材で分かった。重体となっている北村さんの妻でフィリピン国籍のフローラ・カボルナイさん(41)にストーカー行為をしているとして長野中央署が警戒していた山梨県在住のフィリピン国籍の男が、出火直前、刃物を持参して北村さん方を訪れていたことも判明。同署は火事との関連を慎重に調べている。

 北村さん一家から昨年12月、ストーカー被害についての相談があり、同署は男にストーカー行為をやめるよう口頭で警告し、一家に緊急時の対応などを指導していた。捜査関係者によると、男は4日、同署が警戒のために把握していた車とは別の車で北村さん宅を訪れていたという。インターホンのカメラに顔が映らないようにし、家人に玄関の鍵を開けさせていたことも被害者の証言から分かった。男が警戒をくぐり抜けようとしていた可能性が浮上している。

 北村さん宅は3人暮らしで、北村さんの母親(85)も軽傷を負った。北村さんとは連絡が取れていない。同署は、2遺体は北村さんと、出火直前に訪れた男とみて、身元や死因を調べている。

 火事は4日午前10時すぎに発生。出火直前に北村さん方から「警察官を来させてほしい」との趣旨の110番通報があったことが分かっている。

(2月6日)

長野県のニュース(2月6日)