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育てた蚕の繭で真綿作り 岡谷田中小3年2組

薄く広げた繭を木枠に掛ける児童たち薄く広げた繭を木枠に掛ける児童たち
 岡谷市岡谷田中小学校3年2組の30人が6日、同市立岡谷蚕糸博物館を訪れ、クラスで飼育してきた蚕の繭を引き延ばして真綿を作った。郷土で栄えた製糸業への理解を深め、命について考える目的で、児童は学芸員に手順を教わって熱心に作業していた。

 学芸員の林久美子さんが、繭をぬるま湯でほぐしてさなぎを取り除き、薄く広げて木枠に引っ掛ける一連の作業を説明。児童は2人1組で「いっせーのせ」と息を合わせ、広げた繭20枚を木枠に重ねた。白鳥悠飛君(9)は「上手にできるかドキドキしたけれど、きれいに引っ掛けられると気持ちいい」と話していた。

 林さんは「生糸に使えない繭も捨てずに違う形で活用する」と真綿作りの意義を紹介。児童は真綿を引っ張ったり、手のひらに乗せたりして丈夫さと軽さを体感していた。

 3年2組は昨年、同博物館から約500匹の蚕を譲り受け、学校敷地内の桑の葉を与えて教室で飼育した。3年1組も同様に真綿を作り、23日にそろって真綿を材料にした工作をする予定だ。

(2月7日)

長野県のニュース(2月7日)