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天龍の「県内で最も早く咲く桜」、台風で一部倒木し撤去

昨年9月の台風で倒木し、撤去が進む伊那小沢駅周辺の桜の木(手前)昨年9月の台風で倒木し、撤去が進む伊那小沢駅周辺の桜の木(手前)
 信州で最も早く咲くとされる下伊那郡天龍村のJR飯田線伊那小沢駅にあるカンザクラなどの桜が、昨年9月の台風18号で一部が倒木し、開花シーズンを前に撤去が進んでいる。村振興課によると、成木十数本の桜が植えられ、台風の強風により5本ほどが倒木。村がカンザクラの「開花宣言」の基準にしている2本のうち、1本が倒れた。今春は残った1本に数輪の花が咲いたら開花宣言する予定だ。

 駅周辺で桜の植樹を進めてきた同村平岡中井侍地区の羽田野七郎平さん(89)によると、JR飯田線の前身の三信鉄道が1937(昭和12)年に開業した記念に桜3本が植えられたことが桜の始まり。羽田野さんらが株分けするなどして増やしてきた。

 例年、開花は2月下旬〜3月上旬。伊那小沢駅を撮影している鉄道愛好家の大平欣五さん(70)=飯田市上郷黒田=は「鉄道ファンだけでなく花の撮影に訪れる人も多い駅。南信州の春の訪れを感じられる場所として守っていってほしい」。村振興課は「JR東海側と協議しながら、新たな植樹や今後の管理方法も検討したい」としている。

(2月7日)

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