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御嶽山噴火の記録集 18年度中完成目指す 県予算案に計上

 2014年9月の御嶽山噴火災害について、県は18年度、関係機関が取った災害対応などをまとめた記録集を作成する。死者58人、行方不明者5人の戦後最悪の火山災害を風化さず、後世に伝える狙い。7日発表した県の18年度一般会計当初予算案に作成費1100万円余を計上した。

 昨年12月、被災者家族らでつくる「山びこの会」と面会した阿部守一知事が記録づくりを検討する考えを示していた。

 県危機管理防災課によると、噴火概要や、発生後の県、国、地元自治体による救助や捜索活動の様子を中心にまとめる。遺族対応や噴火後に見直した火山防災体制についても触れる。専門家や関係機関、被災関係者に聞き取りして18年度中の完成を目指す。

 同課の南沢修・火山防災幹は「資料が散逸しないうちにきちんとした記録にまとめる必要がある」と説明。山びこの会事務局代表のシャーロック英子さん=東京=は「悲劇を繰り返さないために、単なる記録ではなく、対応を検証する意味合いを強めてほしい」としている。

(2月8日)

長野県のニュース(2月8日)