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「世界の軽井沢」手応え カーリングで合宿の3カ国が高い評価

軽井沢アイスパークで平昌五輪に向けて調整したカーリングのカナダ女子代表チーム=7日軽井沢アイスパークで平昌五輪に向けて調整したカーリングのカナダ女子代表チーム=7日
 1998年2月の長野冬季五輪の競技会場となり、その後もカーリングを通じた町づくりに取り組んできた北佐久郡軽井沢町。9日開幕の平昌(ピョンチャン)冬季五輪のカーリングに出場するカナダと英国の男女代表チームが同町での事前合宿を経て8日、現地に向かった。ノルウェー男子代表チームは現在、合宿中だ。地元のNPO法人スポーツコミュニティー軽井沢クラブが初めて五輪の事前合宿を誘致し、各国とも施設や協力態勢の良さを理由に決戦直前の合宿地に選んだ。2022年北京冬季五輪の事前合宿も行いたいとの意向を示すチームもあり、地元関係者は国際的なカーリングの町としてさらに飛躍する機会になったと受け止める。

 合宿は通年型カーリングホール「軽井沢アイスパーク」で、カナダの男女が今月5〜7日に、英国も男女が同4〜7日にそれぞれ行った。ノルウェーは混合ダブルスが同2〜5日に行い、男子が7日から10日まで合宿中だ。

 軽井沢アイスパークは、町が約21億円を投じ、13年に完成。国内最大級の6シートを備える。五輪選手の輩出や競技の裾野拡大を目指した施設で、平昌五輪に出場する男子のSC軽井沢クラブもここを拠点に技術を磨いた。

 カナダ女子チームのナショナルコーチは、長野五輪のカーリング日本代表チームヘッドコーチを務めたエレイン・ダグ・ジャクソンさん(62)。軽井沢には20回以上訪れているといい「代表チームを連れてくれば、よく世話をしてもらえると分かっていた」と話す。長野五輪以来の軽井沢での取り組みも承知しており、「五輪のキャンプ地として今後も有望な場所」と説明。北京五輪の事前合宿も行いたいとの考えを示した。

 英国チームを統括するパフォーマンスディレクターのグレアム・トンプソンさん(45)は、受け入れ側が協力的で、選手がリラックスできる環境に適しているとして選んだ。「(軽井沢アイスパークの)氷も良い。スピードや方向を安定して考えられる」と話した。

 ノルウェー男子チームのコーチ、パル・トゥルーセンさん(55)は時差調整や施設面の良さを理由に挙げた。「皆さんが親切で、いろいろと手伝ってくれるので何の不満もない」と対応を評価した。

 軽井沢町スポーツ推進係の担当者は「海外の五輪選手が事前合宿をしてくれたのは名誉なこと。軽井沢が海外に広く知られるきっかけになればありがたい」と期待した。

 スポーツコミュニティー軽井沢クラブ理事長の長岡秀秋さん(67)は平昌五輪でのSC軽井沢クラブのメダル獲得を期待するとともに、「軽井沢がアジアのカーリングの拠点として根付き、各国が気軽に訪れることができる場所になるよう今後も努めたい」と話している。

(2月9日)

長野県のニュース(2月9日)