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上田市真田で「ねじ行事」 わら馬引いて子どもの健康願う

ねじを載せたわら馬を引いて道祖神に向かう親子ねじを載せたわら馬を引いて道祖神に向かう親子
 上田市真田町長(おさ)の戸沢地区で8日、子どもの無病息災を願う国選択無形民俗文化財の伝統行事「ねじ行事」があった。就学前の乳幼児とその保護者らが米粉の生地にあんこを包み、魚や花などをかたどった餅「ねじ」を積んだわら馬を引き、地区内にある道祖神を参拝。子どもの健やかな成長を祈った。

 早朝、わら馬を載せた台車を引いた地区の子どもや保護者らが道祖神の前に集まった。保護者は赤や緑、黄色などの食紅で彩ったねじを重箱に入れて持ち寄り、道祖神に供えたほか、持ち帰って食べる分を交換した。

 参拝後、同地区出身の会社員柳沢康雄さん(45)=上田市中之条=は、長男の佑磨ちゃん(3)と一緒にわら馬を引いて実家に戻ると、災いを背負って天まで駆けていくように―とわら馬を屋根の上に放り投げた。わら馬が屋根の上に乗ったのを見届けると、佑磨ちゃんは「良かったー」と叫び、笑顔を見せていた。

 昨年11月に同地区に引っ越してきた会社員の池亀大樹さん(35)と佳代子さん(33)夫妻は、2歳の長女、双芽(そうめ)ちゃんを連れて初めてねじ行事に参加した。大樹さんは「地域とコミュニケーションを取れる良い機会。伝統をつないでいけたらいい」と話していた。

(2月9日)

長野県のニュース(2月9日)