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野辺山の「シクロクロス」、国内最高クラスに 格上げ承認

昨年11月25日に開かれた野辺山高原シクロクロスレース(大会公式フォトグラファー辻啓さん提供)昨年11月25日に開かれた野辺山高原シクロクロスレース(大会公式フォトグラファー辻啓さん提供)
 国際自転車競技連合(UCI、本部・スイス)は11日までに、南佐久郡南牧村野辺山で開かれる自転車のクロスカントリー競技・シクロクロスの世界大会を国内最高クラスのC1(クラス1)へ格上げすることを承認し、日程をウェブサイトに掲載した。日本連盟によると、世界大会C1の承認を受けたシクロクロスの大会は過去に国内で例がなく、初めてとなる。関係者は「海外で大会の注目度が高まる」と期待している。

 格上げされた世界大会は、村商工会などの実行委員会が主催して毎年11月に野辺山高原の滝沢牧場で開いている「野辺山高原シクロクロスレース」。今年は11月17、18日に2日間にわたって開く。これまでのランクは一つ下のC2だったが、18日の大会がC1に格上げされた。

 C1はC2と比べ、シーズンを通して加算され、選手の順位に反映されるポイントの付与が2倍となり、賞金総額も40万円弱から約100万円に増える。このため、世界を転戦するトップクラスの選手の参加が見込まれる。同連盟競技課の佐藤勝喜課長は「日本の選手が国内に居ながらにして、海外のレベルが高い選手とレースができる。その分勝つのは難しくなるが、レベルアップになる」と喜ぶ。

 昨年は野辺山高原シクロクロスレースのほか、毎年場所を変えて開く23回目の全日本選手権を開くなど実績を積んでいることから、実行委員会が昨年12月、UCIに格上げを申請していた。

 11月の大会はベルギーなどで開かれる大会と日程が重なるが、実行委員の矢野大介さん(45)は「北米やオーストラリアからの参加が期待できる。C1となれば、出場するプロの気合も変わって盛り上がるだろう」と話す。

 5年以上続けて野辺山高原シクロクロスレースに出場している長野市出身の横山航太さん(22)=大阪府和泉市、シマノレーシング=も出場を目指す。「強い海外選手が来て大会のレベルが上がる。シクロクロスに強いといわれる長野県勢として、負けないようにしたい」と力が入る。

 矢野さんは「自転車レースで『NOBEYAMA』の知名度が上がれば、旅行でも来てくれるのではないか」と期待。村商工会長の滝沢恒夫さん(66)は「レースを見て自転車競技を始める地域の子どもが増え、村の活気につながるといい」と話している。

(2月12日)

長野県のニュース(2月12日)