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木島平に季節外れの「幻の滝」 発電所設備故障で出現

雪化粧した崖を水が勢いよく流れる樽滝(徳竹義行さん撮影)雪化粧した崖を水が勢いよく流れる樽滝(徳竹義行さん撮影)
 放水によって春と秋に年2回出現する下高井郡木島平村の樽滝で11日、季節外れの「幻の滝」が出現した。近くにある中部電力樽川発電所の設備が故障し、一時的に滝に水が流れた。沿道を偶然通った写真愛好家の徳竹義行さん(68)=中野市=が雪化粧した崖を水が豪快に流れる珍しい光景を撮影した。

 村観光協会によると、樽滝は毎年5月と10月、中電が上流の水槽から放流することで出現するため、冬場に滝が見られるのは珍しいという。

 徳竹さんはこの日、村内の友人宅からの帰り道、国道403号を車で走行中に樽滝に水が流れているのに気が付いた。急いでデジタルカメラを取りに自宅に戻り、勢いよくしぶきを上げる滝の全体像などを撮影した。

 徳竹さんは20年ほど前から樽滝を撮影しており「冬に滝が見られるとは思っていなかったのでびっくりした。写真を大きく引き伸ばして宝物にしたい」と話した。

 中部電力長野支店(長野市)などによると、11日午前8時44分に樽川発電所の設備が故障し、水槽の水が滝に流れ出した。同11時37分に復旧。故障に伴う停電はなく、水が流れたことによるトラブルなどは確認されていないという。

(2月12日)

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