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小諸の精密加工会社 3D技術で「富士山チョコ」

アステック長野が商品化した富士山の形をしたチョコレートアステック長野が商品化した富士山の形をしたチョコレート
 精密部品加工などのアステック長野(小諸市)は、3D(3次元)加工技術を活用した自社商品「3D富士山チョコレート」を開発した。国土地理院の測量データを基に金型を造り、チョコレートを流し込んだ。自社商品で食品を扱うのは初めてで、外国人観光客の土産などを想定している。都内や静岡県の土産店などで販売している。

 チョコレートは縦、横10・5センチ、高さ4センチ。山肌や稜線(りょうせん)を精密に再現し、冠雪の部分はカカオバターを使っている。希望小売価格は税別1500円。縦、横2・2センチ、高さ0・9センチのミニチョコレートもあり、18個入りで同千円。

 社長の伊藤拓さん(48)は大手広告会社の元社員。2008年のリーマン・ショックを受け、父が起こしたアステック長野に移った。同社はスマートフォンの部品などの受注が主だったが、企画から小売店への営業まで行う自社商品を開発しようと考えた。

 これまでに、絵本「こびとづかん」のキャラクターの消しゴム、戦国武将・真田幸村の精密なフィギュアなどがヒット。流行に左右されない安定した売り上げを確保するため、チョコレートと富士山に着目し、保健所の許可を得て工場内に食品加工専用の部屋を設けた。

 「受注で作る部品などとは違い、自社商品は何を作っているかが従業員にも明確」と伊藤さん。子ども向けのイベントで自社商品を販売するなど、消費者と直接触れ合う機会もあり、「物が売れていく様を見られるのは励みになる」と話している。問い合わせはアステック長野(電話0267・23・4646)へ。

(2月14日)

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