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ママの在宅ワーク後押し 母親らの団体、企業との仲介事業

働きたい母親らが参加した研修会。「分からないことは気軽に聞いてくださいね」と話す事業所の担当者(左から2人目)働きたい母親らが参加した研修会。「分からないことは気軽に聞いてくださいね」と話す事業所の担当者(左から2人目)
 長野市などの子育て中の母親らでつくる任意団体「ゆめサポママ@ながの」が3月、働きたい母親と仕事を依頼したい企業をつなぐ新事業「リングワークス」を始める。子育て中も能力を生かし、仕事の経験を重ねる機会を広げる目的だ。県内では、塩尻市振興公社が同様の仕組みで在宅就労を支援しているが、県などによると、子育て中の母親自身が仕事をつなぐ取り組みをする例はあまりないという。

 ゆめサポは、これまで起業や就労に関するイベントの企画や情報発信をしてきた。新事業では企業などから仕事を受け、その都度、会員制交流サイト(SNS)や今後開くホームページを通じて希望者を募り、仕事を委託する。母親は個人事業主として仕事を請け負うが、ゆめサポが仕事上の相談に乗ったり、一つの仕事をチームで担ったりして、個人の負担を減らす。

 本格始動を前に、2月7日、東信地方の事業所による資料作成の仕事を請け負うための研修会が長野市内であった。ゆめサポはSNSなどで、パソコンを所有している、ワードソフトが使える―といった条件で募集をかけ、大町市や伊那市からも含めて子育て中の30〜40代の5人が参加。夫婦での応募もあった。2人の子どもがいる小林裕美さん(33)=中野市=は「働きたかったけれど、子どもの体調で休むと迷惑になるかも…と踏み切れなかった。在宅ワークを探していた」と喜ぶ。

 慣れれば1週間で1件こなせる内容で、スタート報酬は1件5千円。この事業所は1月にも研修を開き、既に8人の母親が仕事を担う。子どもが風邪をひき、予定通り仕事が進まなかった母親もいたが、早めに手助けを求めたため、一部をチーム内で補うことができた。事業所の担当者(30)は「年間で仕事量の差が大きく、繁忙期は社員だけでは間に合わない。母親たちは熱心にやってくれる」と歓迎する。

 「ゆめサポママ@ながの」共同代表でファイナンシャルプランナーの北村きよみさん(49)=長野市=は「社員を増やすほどではないけれど、業務を抱える中小企業にアピールしたい。母親も仕事の空白期間をつくらず、本格的な社会復帰に備える一助になればいい」と期待している。

 ゆめサポは、3月7日午前10時〜正午に長野市生涯学習センターで、4月25日午前10時半〜12時半に松本市のイオンモール松本のイオンホールで、働きたい母親と、母親の力を活用したい企業を対象にオープニングイベントを開く。子連れ不可。参加費千円。希望者は氏名(企業名)、電話番号、メールアドレス、参加会場を明記してメール(yumesapomama@gmail.com)かファクス(026・217・5341)で申し込む。

(2月15日)

長野県のニュース(2月15日)