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小松貫主の退任撤回を認めぬ通知 天台宗務庁

 善光寺大勧進(長野市)の小松玄澄貫主(げんちょうかんす)(84)が職員に差別的な発言などをしたとされる問題を巡り、1月に表明した貫主退任の意向を今月になって撤回した小松貫主に対し、大勧進を統括する天台宗務庁(大津市)から、退任撤回を認めないとする通知が送られていたことが15日、分かった。貫主の代理人弁護士が明らかにした。

 弁護士によると、貫主側は昨年12月に宗務庁に辞任届をいったん提出したが、「意に沿わないものだった」として、今年2月末に撤回の文書を送った。今月28日にも、宗務庁に撤回について説明する予定だった。宗務庁の通知は、事務方トップの宗務総長名。辞任届には現在も効力があり、撤回は認めず、撤回に関する説明に応じる考えもない―との内容という。

 小松貫主は9日、善光寺周辺の宿坊でつくる天台宗一山の住職ら11人を、セクハラなど虚偽の事実を流し辞任を迫ったとして、業務妨害と強要の疑いで長野地検に告訴した。代理人弁護士は宗務庁と宗務総長に対しても「断固とした措置を取る」としている。

(3月16日)

長野県のニュース(3月16日)