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県内遺跡の出土品400点 千曲の県立歴史館、あすから巡回展

弥生土器(手前)など県内遺跡の出土品約400点が並ぶ巡回展。県立歴史館を皮切りに17日始まる弥生土器(手前)など県内遺跡の出土品約400点が並ぶ巡回展。県立歴史館を皮切りに17日始まる
 県立歴史館(千曲市)などは17日、県内4カ所で開く巡回展「長野県の遺跡発掘2018」を同館で始める。県埋蔵文化財センター(長野市)による最新の発掘成果や、自治体が発掘した弥生時代の土器や石器など県内24遺跡の計約400点を展示する。6月3日まで。

 長野市内の弥生中期の遺跡から出たつぼの中の炭化した3万粒のアワ、栽培用とみられるナデシコの種などが見どころ。佐久市の弥生後期のつぼに貯蔵されていた米も並べる。貯蔵物から、信州の稲作が拡大した過程の手掛かりが見つかると期待される。

 時代の移り変わりが分かるよう展示しており、最新の成果としては、長野市の小島・柳原遺跡群で見つかった古代寺院との関連が注目される瓦を紹介。4月開学の県立大の学生寮建設に伴う発掘では、平安時代の役人が使ったとみられる品を展示する。

 佐久市の遺跡で見つかった弥生後期を象徴する鉄剣もある。同館専門主事の町田勝則さん(56)は「稲作が広まった弥生中期から後期は石器から鉄器の文化に変わった転換期でもある。時代の流れを感じ取ってほしい」と話す。

 巡回展は7月以降、県伊那文化会館(伊那市)、塩尻市立平出博物館、浅間縄文ミュージアム(北佐久郡御代田町)で順次開く。

(3月16日)

長野県のニュース(3月16日)