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遠山郷で「指針見つけて」 地域づくり考える催し

築100年以上の古民家を改装したシェアハウス「コンパスハウス」を見学する住民ら築100年以上の古民家を改装したシェアハウス「コンパスハウス」を見学する住民ら
 飯田市の遠山郷(上村・南信濃地区)で、地域内外の人との交流を目指す若者グループ「山暮らしカンパニー」は17日、南信濃地区に整備するシェアハウスを拠点とした地域づくりを考える催しを市南信濃自治振興センターで開いた。地元住民や県外に住む同市出身者ら約50人が参加。遠山郷や地域活性化への思いを語り合った。

 山暮らしカンパニーは、築100年余りの木造平屋の古民家を借りて、シェアハウスに利用。インターネットを通じて資金を募るクラウドファンディングで約100万円を得て、昨年9月から改装を進めてきた。共有スペースと台所が完成。山暮らしカンパニーの男性3人が4月下旬にも住み始める予定だ。

 この日の催しは、シェアハウス開設に込めた思いを発信し、地域の将来像を考える狙いで企画。山暮らしカンパニー代表で大学院生の高橋歩さん(24)=石川県、飯田市桐林出身=は、訪れた人が暮らしの指針を見つける場所になってほしいとの思い込め、シェアハウスを「COM(M)PASS HOUSE(コンパス・ハウス)」と名付けた経緯を説明。居住する3人が、実家のような雰囲気づくりや自給自足など、実現したい生活について語った。

 月刊誌「ソトコト」の編集長指出一正さん(48)、ともにシェアハウスを営む福岡県糸島市の畠山千春さん(32)と新潟県十日町市の西村治久さん(46)も参加し、各地の取り組みを紹介。指出さんは、都市部に住みながら地方の地域づくりに関わる人を表す「関係人口」を挙げ、「遠山郷のシェアハウスは関係人口を受け入れる案内所になる可能性がある」と語った。

 飯田市出身の会社員山田美菜子さん(24)=名古屋市=は「帰れる場所をつくっていこうとする同世代の取り組みを見て、自分も都会で頑張ろうと思った」と話していた。

(3月18日)

長野県のニュース(3月18日)