長野県のニュース

春の彼岸 雪の信州 交通機関に影響

県道側に倒れ込んだ樹木=21日午後8時45分ごろ、松本市蟻ケ崎県道側に倒れ込んだ樹木=21日午後8時45分ごろ、松本市蟻ケ崎 急な積雪に足元を気にしながら歩く人たち=21日午後0時38分、諏訪市諏訪急な積雪に足元を気にしながら歩く人たち=21日午後0時38分、諏訪市諏訪
 前線を伴った低気圧が本州の南岸を通過した影響で、県内は21日、中南部を中心にまとまった雪となった。中央道諏訪インター(IC)―須玉IC間の下り線では午後0時半ごろから約30分の間にスリップが原因の物損事故が相次ぎ3件発生。両IC間は上り線が同3時まで、下り線が同4時半まで通行止めとなった。平地でも積雪となった所があり、各地で交通障害が発生した。

 長野地方気象台によると、午後5時までの12時間降雪量は軽井沢11センチ、菅平10センチ、諏訪8センチ、大町7センチなど。22日明け方にかけて、佐久、諏訪地域を中心に雪が降る見通しで、同日午前6時までの12時間降雪量は、いずれも多い所で北部20センチ、中部20センチ、南部10センチの見込み。同気象台は路面凍結などへの注意を呼び掛けている。

 諏訪市豊田の県道諏訪辰野線の有賀峠近くでは21日午前11時ごろ、スリップした軽自動車2台が衝突し、午後6時まで通行止めに。諏訪署によると、けが人はいなかった。諏訪地方では住民らが久しぶりの雪かきに追われ、同市小和田南の上原正士さん(35)は額に汗を浮かべながら、「この時季にこれだけ積もるとは思わなかった」と話した。

 佐久市の国道254号も、同市平賀から群馬県境付近にかけて、午後0時半ごろから4時間余通行止めに。群馬県警などによると、群馬県側でトラックが立ち往生したという。北佐久郡軽井沢町の有料道路「白糸ハイランドウェイ」も三笠―峰の茶屋間が午前10時半ごろから全面通行止めとなった。

 下伊那郡阿智村の県道園原インター線では道路脇のスギ(高さ約20メートル)が倒れ、午後3時20分ごろから約3時間通行止めになった。松本市蟻ケ崎の県道平田新橋線でも夕方、倒木が発生。新橋―宮渕間が約2時間半、通行止めとなり、中部電力松本営業所によると、付近の最大約180戸が一時停電した。

 県営松本空港発着のフジドリームエアラインズ(FDA)便は、雪で同空港周辺が視界不良となり、福岡線4便と札幌線2便の全便が欠航。計365人に影響が出た。FDAによると、運賃払い戻しや22日以降の便への振り替えで対応したという。

 一方、JR西日本は21日、強風の影響で、大糸線南小谷(北安曇郡小谷村)―糸魚川(新潟県糸魚川市)間で普通列車上下15本を運休とした。

(3月22日)

長野県のニュース(3月22日)