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長和町議会 消防団の定年廃止を可決

町内で発生した下草火災で消火活動に当たる町消防団員=2017年12月3日、長和町和田町内で発生した下草火災で消火活動に当たる町消防団員=2017年12月3日、長和町和田
 小県郡長和町議会は22日の3月定例会本会議で、町消防団の定年制(40歳)を廃止する条例改正案を可決した。昨年12月定例会では同内容の条例改正案を、団員への周知が不十分で結論を出すには時期尚早―として否決。町側が3月定例会に再提出していた。団員確保のため、今後は各分団ごとの実情に合わせて定数を定めて活動する。

 町によると、町消防団の団員数は旧長門町と旧和田村が合併して長和町が誕生した2005年に395人だったのが、現在は265人と33%減少。09年には定数を400から350に引き下げたものの、定数に満たない状況が続いている。町には、定年制の廃止で一度にまとまった人数が退団するのを避ける狙いもある。

 県危機管理防災課によると県内で定年制を設けているのは17年4月現在で23市町村。

 町は、条例改正案が否決された12月定例会以降、年末夜警や出初め式などで団員への周知を強化し、経過を全員協議会で議会側に説明した。羽田健一郎町長は取材に「定年制廃止が地域の安全安心を守るためである―という点について、住民や議会などから十分な理解が得られたと受け止めている」と話している。

(3月23日)

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