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中央部に「交流広場」 リニア県内駅の周辺整備

 飯田市は23日、リニア中央新幹線県内駅(飯田市上郷飯沼・座光寺)の周辺整備について、景観形成や利便性に配慮した新たな施設配置案を明らかにした。約6・5ヘクタールの整備区域の中央部に「交流広場」を設け、駐車場などは周辺部に配置。車よりも人を中心に据えた配置案に見直した。

 駅周辺整備の基本設計を検討する「リニア駅周辺整備デザイン会議」の第2回会合で示した。公募型プロポーザル(提案)方式で選んだ民間設計チームや同会議の有識者らによる検討を踏まえ、2017年6月にまとめた基本計画の配置案を見直した。

 新たな配置案は、橋上駅となる駅舎を挟んで南北に分断される整備区域を、駅舎下も行き来できる交流広場でつなげ、一体感を醸成。地元住民らの利用を想定した「コミュニティ広場」とつなげることで、イベント開催などの利便性を高めた。交流広場の面積は従来案の約1・5倍になるという。

 バスやタクシーなどの乗降場とする北側の「交通広場」に向かう際、高さ4メートルほどの壁で眺望が妨げられることが懸念されていたが、交通広場の位置を変更することなどで段差が解消できる見込みという。

 車を共同利用するカーシェアリングなどの普及に伴い、駐車場の需要は低くなっていくと予測。収容台数を計750台から550台ほどに見直し、南北にそれぞれ設ける計画だった立体駐車場は、北側のみとした。南側の駐車場は必要に応じ、立体化できるようにする。

 デザイン会議の出席者からは、従来案より交通広場が遠くなり、バスなどの乗り換えに時間がかかるのではないかと懸念が上がった。設計チーム側は、乗り換えの利便性も損なわないよう、設計の検討をさらに進めるとした。基本設計は18年度末までに決定する計画。

(3月24日)

長野県のニュース(3月24日)