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見どころ解説「歌舞伎ナビ」 まつもと大歌舞伎で関連企画

三番叟の成り立ちを説明する木ノ下さん三番叟の成り立ちを説明する木ノ下さん
 6月に松本市で開く「信州・まつもと大歌舞伎」の関連企画として歌舞伎の見どころや楽しみ方を解説する「歌舞伎ナビ」(市芸術文化振興財団主催)が24日、同市のまつもと市民芸術館で開かれた。歌舞伎演目を現代劇化する「木ノ下歌舞伎」主宰の木ノ下裕一さんが6月15〜17日に同館で上演する「三番叟(さんばそう)」と「娘道成寺(むすめどうじょうじ)」の2演目を解説。アナウンサーの中井美穂さんとともに魅力を語り、約100人が熱心に聞いた。

 木ノ下さんは、三番叟を正月や演劇のこけら落としなど特別な時に演じる「祝祭舞踊」と説明。3人の神が舞台上で舞う能の「翁(おきな)」の演目で、日に焼けた顔で地面に種をまく最も人間的な3番目の神が「三番叟」―と解説した。

 また「娘道成寺」で遊女「白拍子」に化けた霊が演舞する場面に着目し、「役者が女性の一生を演じ分ける姿も楽しみの一つ」と説明。まりをつく少女や男性に恋い焦がれる女性を、目線や動作などで演じ分ける歌舞伎役者をスクリーンに映し出した。

 参加した会社員玉野淳子さん(53)=東筑摩郡山形村=は「これまでテレビなどを見るだけでは歌舞伎の内容は分からなかった。今度からは楽しく見られそう」と話した。

 歌舞伎ナビは25日も午後2時から同館で開催。木ノ下さんと中井さんの2人が、信州・まつもと大歌舞伎で上演される「切られの与三」の原作「与話情浮名横櫛(よわなさけうきなのよこぐし)」などを解説する。入場無料だが、申し込みが必要。申込先は同館チケットセンター(電話0263・33・2200)。

(3月25日)

長野県のニュース(3月25日)