長野県のニュース

現場にちぎれたロープ 八ケ岳の男女7人滑落

 八ケ岳連峰・阿弥陀岳(2805メートル)の南稜で25日、関西地方の男女7人パーティーが滑落し、3人が死亡、4人が重軽傷を負った事故で、救助地点で7人が使ったとみられるロープがちぎれた状態で見つかっていたことが26日、捜査関係者への取材で分かった。諏訪中央病院(茅野市)に収容されたけが人は、滑落時は7人がロープでつながっていたと説明している。茅野署はけが人から当時の詳しい状況を聞き、ロープを分析するなどして、7人が一度に滑落した原因を解明する。

 山岳関係者によると、一般に急斜面の登山では先行する人が転落、滑落しても止められるよう、ロープでつながった後続の人が下方にとどまって安全を確保する。捜査では、7人がどのようにロープを使っていたか、安全確保が適切だったかなどが焦点となる。

 同署によると、7人は南稜の「P3」と呼ばれる難所付近(標高2600メートル付近)から、斜度60度ほどの沢筋を約300メートル滑落。それに伴って雪崩が発生したとみられ、雪に埋まった神戸市東灘区、会社員亀石安央(やすお)さん(48)、京都市西京区、アルバイト従業員山下貴久子さん(39)、兵庫県伊丹市、建築士中沢恒雄さん(63)が窒息死した。

(3月27日)

長野県のニュース(3月27日)