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民間リース機導入後初 県防災ヘリ消火訓練

松本空港敷地内で消火訓練をする県消防防災ヘリ=27日、松本市松本空港敷地内で消火訓練をする県消防防災ヘリ=27日、松本市
 県消防防災ヘリコプターの運航再開を目指す県は27日、民間航空会社のリース機体を導入してから初めての消火訓練を県営松本空港(松本市)で実施した。山林火災の発生を想定し、ヘリに取り付けた消火用タンクへの給水や上空からの散水を繰り返して手順を確認。県消防防災航空隊と松本広域消防局員の約20人が参加した。

 同広域消防局のポンプ車1台が出動し、ヘリのタンクに素早くホースをつなげて300〜500リットル給水した。パイロット2人と安全運航管理幹、消防隊員2人の計5人を乗せたヘリは空港の滑走路上空をしばらく飛行した後、北誘導路と南誘導路の間の芝生エリアを目標にして30〜40メートルの高さから散水。訓練は約1時間にわたり行われた。

 搭乗者9人全員が死亡した昨年3月の県消防防災ヘリ墜落事故を受け、県は民間航空会社のリース機体での飛行訓練を今月7日に開始。安全対策としてパイロット2人が乗り込む「ダブルパイロット制」を導入する方針で、27日の訓練でも民間航空会社派遣のパイロット2人が搭乗した。4月下旬〜5月上旬の運航再開まで県内全域で訓練を重ねる予定だ。

 消防防災航空隊の水崎厚史消防隊長(44)は「シミュレーション通りに基本的な手順を確認することができた。今後はより実践的な場面を想定して訓練を重ねる。運航再開に向けて一歩一歩、確実に進めていきたい」と話した。

(3月28日)

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