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長野で創業 合格で30万円 長野信金が新事業

空いた倉庫などを改装し、新しい喫茶店や花屋が出店している長野市長野の路地空いた倉庫などを改装し、新しい喫茶店や花屋が出店している長野市長野の路地
 長野信用金庫(長野市)は2018年度、長野市の中心市街地で創業しようとする人に創業スクールを受講してもらい、審査に合格した人に創業応援金30万円を交付する新事業を始める。「長野しんきん『しんみせ』応援プロジェクト」と銘打ち、空洞化する市街地での創業支援を強化。超低金利の長期化で厳しい経営環境が続く中、創業支援で市街地を活性化させ、新たな融資先の確保にもつなげる。

 長野市の中心市街地では近年、建物のリノベーション(再生活用)を手掛ける不動産業者が核となり、空き家を再生してカフェや花屋を開業するケースが増えている。長野信金は昨秋から「まちづくりアテンダント」1人を配置して、こうした新店舗を支援。今回のプロジェクトは、昨年採択された日本財団(東京)の助成事業「わがまち基金」を活用する。

 「しんみせ」は、創業で生まれる「新しい店」を親しみやすく表現した。対象は、長野駅から善光寺近辺にかけての中心市街地で創業を目指す人、既存の事業から転換する「第二創業」を目指す人、創業1年未満の人。プロジェクトへの参加希望者を4月2日から5月末まで募集する。

 申込書類には、創業を目指すきっかけ、展開する商品・サービスの強み、なぜ中心市街地で創業するのか―といった項目を記入してもらう。長野信金は「通常の融資の審査と異なり、事業者のビジネスへの熱い思いを見極めたい」(融資部)とする。

 書類審査の合格者が7〜9月に創業スクールを受講。創業や若者支援に取り組むNPO法人コミュニティビジネスネットワーク長野(長野市)がスクールを請け負う。受講者はマーケティングや営業戦略を学び、創業計画を練る。受講料は無料。受講後、事業内容をアピールするプレゼンテーションで2次審査を行い、合格者に使い道を限定しない応援金を出す。

(3月31日)

長野県のニュース(3月31日)